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映画制作ワークショップの流れ

脚本づくり~撮影準備

 6月から週末を利用し、週1回のペースでワークショップを開催しました。
 この時点でワークショップの大事なポイントである「自分たちの作品を作る」という意識付けを行ないます。
 脚本の内容については、参加者が書いてきた原案を元に話しあってゆくのですが、ポイントとしては登場人物の行動や感情がリアルに表現されているかという点を考えていきます。

 脚本が完成すると製本作業があります。それと同時にロケハンも進行していく必要があります。ロケ場所決める作業です。脚本が決まり次第、どのようなロケ地が必要なのかを確認しロケ先を決めてロケ交渉をしていくことになります。

 配役は決まった脚本を元に読み合わせをして参加者自身が決めます。
 配役が決まるとリハーサルの段取りをして芝居の練習や演出を考えていかなければなりません。今回は「お芝居ワークショップ」として、地元福島で活躍するお笑い芸人の「みちのくボンガーズ」にお芝居の稽古を依頼してお芝居のイロハを学びました。

 その他登場人物の衣装や香盤表なども用意します。


◇映画ワークショップの流れ<脚本づくり~撮影準備>

・1週目:参加者それぞれに原案となるストーリー(作文等)を書いてきてもらう。それをみんなで読み合わせして感想や意見を交換する。最後に脚本の書き方を説明し、次週までに脚本にしてきてもらう。

・2週目:書いてきた脚本をそれぞれ読み合わせして感想や意見の交換を行う。それに基づき次回までに脚本の見直しをしてきてもらう。

・3週目:直してきた脚本を読み合わせ、感想や意見の交換を行う。それに基づき客のんの見直し。

・4週目:それぞれに書いてきた脚本を1本に絞る。この作業がかなり大変。参加者たち自身でどの脚本にするかを決める。最終的には多数決になる場合が多いが、出来るだけ満場一致で決められるように話し合いを重視する。

・5週目:1本に決められない場合はその続き。前回で数本の候補に絞られている場合、再び読み合わせや意見交換をして最終的にい一本に絞る。最後に「脚本班」としてさらに脚本を作りこみたい人を集めて次回以降脚本の直しを行う。

・6週目:脚本班とロケハン組に分け、撮影に必要なロケ場所を探すのと同時に脚本の直しも進める。今回は指導者がひとりだったため同時進行ができずそれぞれ時間をとった。(脚本班のみ別の日に集まって作業した)

・7週目:ロケ地使用許可の交渉、ロケ地決定。同時に衣装決め。衣装、小道具作り。撮影時における役割分担。香盤表づくり。

・8週目:脚本完成。読み合わせ。演技指導。撮影技術指導。リハーサル。

・9週目~:撮影。